9月も終わってしまいますね…
今月は悲しいことがいくつかありました。
その中の一つ…

長文です…


9月11日 午後 電話がありました。

若い男性の声。
とても丁寧な言葉遣いで
相談に乗っていただけないかと…。

知人が病気になり預かった犬4頭。
知人はその後引き取ることができず
譲り受けて飼うことになった…。

譲り受けた犬達と、ペット可能な広い
物件へと引っ越し、
楽しく暮らすはずだった…

CollageOrchid_1759153622872

しかしながら多頭の犬と暮らす知識は乏しく、子供が産まれてしまった

子供が産まれると、友人、知人に
声をかけて、貰い手を探し
産まれた子犬達が不幸にならないようにと
自分なりに頑張ってきた。

犬達を食べさせるために必死で働き
疲れ果て、罪悪感に苛まれる毎日…

藁にもすがる思いで
ボランティア団体に相談し
言われた通りに犬達の一覧を作り
提出したものの返答はなし…

絶望にも似た感情と
犬達同士の小競り合いも増え
どうしていいのか
誰に助けを求めたらいいのか
とても不安な日を過ごしていたそうです。

このような問題は大体周りから入り、
公になるものですが、今回は本人から…

しかも、退去を迫られ
残り2日しかなく、こちらも
考える時間すらない状態。

先ずは、NPO法人アルマ竹本代表へ連絡、同時にいぬ助け浅川先生へ相談し、

浅川先生からアグリドッグレスキューさんへ繋いでいただき、アグリさんから
わんにゃんレスキューohana松本代表へ。

僅か数時間で全頭保護できるかもと
光が見えて。

本当に素晴らしいボランティアさん達が
力になってくださいました。 

レスキュー前日、私は仲間と
レスキューに入る前の近隣への
挨拶に向かい、
レスキュー開始から撤収までの時間帯、
おおよその人数、車の台数
私道部分の駐車場所の許可をいただくため、それらを明記した手紙を作り
配布しながらの聞き込みも完了。

近隣の方々が口にしたのは

引っ越してきたとき、挨拶をして回り
感じのよい人だと感じたけれど
最近は会わなくなったと…。

犬の鳴き声は飼い主さんが
帰ってきたときだけで
あとは静かだとのこと。

そしてレスキュー当日。

家から出てきたのは
想像よりも若い男性でした。

20250929_161840

家の中の散らかり具合は想像していたとおりでしたが糞はできる限り片してありました。


20250921_084914


若いのに嗜好品や贅沢品一つも見当たらない…

犬達を泣かせまいと自分の食事
トイレの時間も決めて
極力動かない生活をしていたことを
教えてくれました…

本当になんにもない部屋
あるのは、犬達と一緒に寝るベッドとテレビ…


20250921_084901

体も大きく食べ盛りなのにお弁当の空き箱を見つけ出すのも困難なほどラーメンとお菓子だけの生活…

20250929_224110

20250913_123346

バリケンには一番吠える子を先に入れて他の子と離しました。


1頭1頭に名前をつけ
細かく性格を見ているこの男性の
人柄や性格、優しくて
礼儀正しく、真面目な印象

犬達を抱きしめる後ろ姿にとても心が痛みました。


20250929_230645

レスキュー開始前には
全頭を放棄したいと
放棄書類へのサインも終えました。

1頭残しても、今の自分には
幸せにする自信がないと
犬達のことを想えばこその決断…
どれ程苦しかったか悲しかったか… 


アルマ代表に犬の名前や性格を自分で伝えたいと手渡ししていました。

1759128936912

アルマ代表と入れ替わり
アグリドッグレスキューさん、
ohanaさんへ次々と犬達を手渡しし、
キャリーに犬の名前とオスメスを記載し
積込が始まりました…

20250913_132717

20250921_084759

最後の引き受け先が決まっていない
2頭をアグリ副代表が

「もう1頭いけるよね!キャリー空いてる?」とスタッフさんに声かけしてくださり、ワンにゃんレスキューohana松本代表ももう1頭引き受けます!と…😭

本当にありがたい…
全頭レスキューができました。

撤収前に飼い主さんの心のケアを
ohana松本代表が担ってくださいました。

20250913_135007

私たち人は、こうなってしまったことを
先に責めがちですが、
何かのきっかけがさせてしまうことも
あります。よく話を聞いた上で
こうなった原因を見つけ出し
飼い主さんと話し合うことは
再発防止に繋がっていきます…

20250926_043001

相談をしても、真剣に取り合わなかった
保護団体、市川市保健所のボランティアに
対する対応にも疑問が残るレスキューでした。

ネグレクトと言われても
仕方がないことですが、
でも、この子達の命を守り抜いた
飼い主さんは頑張っていました。
そして、本気で助けを求めていたのです…

私の息子と言ってもおかしくない年頃。

親御さんがこの事を知っていたのか。
頼れる親族はいなかったのか…。

どんな理由があるにしても
彼が一人で苦しんでいたこと
犬達も我慢の生活であったことに
違いはありません…

レスキューに入る前、彼に
伝えました。
真実は公にすること、そして
ブログにも書くことを。

彼は言いました。

自分がしたことなので
住所を特定されなければ
書いてもらっていいですと…。

こんな人今まで見たことがありません。
それだけ真面目な人。
人として、常識や痛みも知っている。

一日も早く元の生活を取り戻してほしい。

そして、幸せになってほしいと心から
願ってやみません…

生きてくださいね…


プードル12頭多頭飼育レスキュー
今回のレスキューにご尽力下さった皆様ありがとうございました。

お引き受けくださった協力団体の皆様です。

NPO法人アルマ


NPO法人アグリドッグレスキュー

NPO法人わんにゃんレスキューohana


たった数行で今回の事を書いて
犬が助かってよかったと終わりに
したくはなかったので
長文となりました…

多頭飼育する場合、オスメスの
隔離ではなく
きちんと不妊去勢をしていたならば
こうはならなかった…。

善意であっても安易に命を
預かってはいけないことを
どうか多くの方にも知って
いただけたら幸いです…