最近になって
毎日のように思い出す子がいる。

5年前の薄曇りの4月、
    千葉県動物愛護センター
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職員さんに連れられて出てきたセッター
性別 オス
推定 6~7歳



少し歩かせてもらい
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久しぶりに木や土の匂いを嗅いで
嬉しそうにしてるセッター。

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穏やかな子、それが第一印象。

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とっても素敵な子…

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チェリーアイだと
思った目が、どうも違うようだと
職員さんに伝えると
状態が良くないとの話があった。

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見れば貧血があるよう…

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センターに収容された鳥猟犬たちは
貧血の子も少なくはない。

車を開ければ
飛び乗ろうとし
職員さんが手助けすれば
自らバリケンに入った。

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慣れたもんで、クルッと向きを変えて
飛び出るわけでもなく

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バリケンの扉を閉めれば
当たり前のように
すぐさま伏せしまった。

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地元に帰る車のなかでも
一声も発せず病院に到着。

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病院でも大人しく
されるがまま…

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この大きさにしては痩せていると
先生。

何かありそう…と

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どんなに穏やかな子でも
ここまで大人しいのは
きっと、辛いんだろうと…

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検査のために暫く
お預けすることになった

この日、

これがこの子との別れに
なってしまうとは…

診察室から出ていく私を
寂しそうな不安そうな目で追っていた
この子のその姿が 
今も忘れることができない…


名前もないままに旅立ってしまった…

この子の事を想う度に
マイクロチップ装着の必要性を
強く強く感じている…


たった数秒のこの動画
この子がこの世に生きていた証。

君が生まれ変われたなら
幸せであることを
心から願っています…