メリーが2020/10/6に
千葉県長生郡白子町からいなくなり
1年が経とうとしている。

手がかりも情報もなく
それでも「白い」だけの目撃でも
現地に飛んでいく。

高齢者が飼育している犬が
白黒の猟犬混じりでもらった犬だそう。
手離したいとのことで
もしかして、と思ったそう。
現場に行くので
確認しますか?と今朝連絡があった。
自分の目で確認したいと伝え
新しいチラシも持参した。
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古いチラシは切れていたので丁度良かった。


猟犬ぽいとか混じりとか
行ってみると違うなんて
こともありますけどと前置き。

相談を受けたとき
飼い主の口から
「もらった犬で若くてメス。
白黒の猟犬らしき」と電話で言ったので
メリーかも?そうでなくでも
猟犬ならCACIに、と思ったそう。

こちらの記事を是非ご一読を
こちらにいた獣医師の先生が
いつも気にかけて下さっており
本当に長いお付き合いになりました。


もし、メリーでなくても

引き受ける覚悟で
保健所職員の方と現地へ。

「猟犬じゃないな…」
先に敷地に入った職員さんの言葉。

あぁ…
メリーでなくて残念だけど
今目の前のこの子も
行くところがなくなってしまう。
愛護センターに収容されるか
それとも今、連れ帰れるか
この子にとっても、ダメージが違う…

散歩もなく
ただ番犬として
ここに置かれているだけ…

飼い主は犬の興奮と吠えに
慌ててしまい
立っていられずその場に腰が落ちてしまった。




奥さんは認知症
自分は即入院の状態
犬がいては入院ができず…。

入手経路は2年前、
人からもらった犬。

家の横に立て掛けてあるサークルから
過去室内にいたことがあったのが予測される。
なのになぜ外に?

犬はまだ若く飼い主は80半ばほど。

2年も前なら子犬だったかもしれない。


高齢者の入院、飼育放棄が
あちこちで起きている。


飼う前に考えてほしい。
離れて暮らしている親は
飼育していないですか?

高齢者の方々に伝えるのでは
遅すぎます。

私たち子供が考えるべき事。
そして話し合うべき事。


「最後まで飼ってあげられなくてごめんよ」
飼い主さんは運びだすバリケンに向けて
言いました。

その言葉を言わなくて良かったはず。
自分の年齢と犬の年齢。
そして家族の理解と助け。

こうやって人に役所に
助けを求めるなら
まずは家族に相談してほしい。

この子は番犬だけのために
あなた方を守るためだけに
生まれて来たのではない。
この子も幸せになるために

生まれてきたんだってこと
わかってほしい。

名前は多分、さくら…
奥さんが世話をしていたので
わからないそうだ。

私の亡くなった友人が
保護犬さくらという子に
迷子札首輪をプレゼントしてくれた。
さくらは着ける前に亡くなった。

大切にしまってある。
この子に使おう。

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さくら、愛しい名前になるね。

解き放たれて良かったんだ。
良かった…

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メリーのことも諦めないよ…。

ボン